あなたの好きなものは?
「美味しいものには目がないんです」
と言いながら、わざわざ美味しいものや店を探したりはしない。
中には
「美味しい店を探して美味しいものに出会うのが楽しみです」
と口に言いながら、外食するときには、ついつい有名店やチェーン店などに入ってしまう。
なんて人も。
身に覚えがある人も結構いるのではないでしょうか。
結果、時には美味しい食材の仕入れが取りやめになったり
美味しい店が、店をたたんでしまうことになったり。
「本当に美味しいなら、そんなこと関係ない」
「それは本当に美味しくなかったからだ」
なんて言い聞かせて誤魔化していませんか?
「本当に美味しいなら、自分一人が行かなくても(買わなくても)、他人が判断して流行らせてくれるから、そうしたら行けば(買えば)いい」
それは言い換えてしまえばこういうことです。
グルメの話を例に出しましたが、他でも一緒です。
ファッションだったり、日用品だったり、家電だったり、音楽だったり、イラストだったり、ゲームだったり・・・。
私たち人間は、本質的に怠惰で我侭なものです。
願望を声高らかに宣伝して歩いても、身近に妥当なものがあれば、ついついそれで誤魔化してしまうものです。
時には知名度のある評価があれば、それが正解なんだと思い込んでしまいます。
全てにおいてとは申しませんが、ついついそうしてしまっている事は、人間誰しもがあるものです。
「この人はとても良い人だから、結婚しなさい」
なんて言われても、絶対に嫌だと言いますが
「この冬は○○ファッションが人気!」
なんて雑誌に書いてあると、自分の趣味にぴったりでなくても飛びついていませんか?
では、ここで問うてみましょう。
あなたの好きは、あなた自身が判断していますか?