はいっ坊主

坊主が気まぐれに日々のご縁をしるします

日々のご縁

1/3は鳥にやり、もう1/3は虫にやる

今回の記事のタイトルにした言葉は、連れ合いの母、私の義母から聞かせて頂いた言葉です。 義母によれば、「この辺では昔の人はそういってた」との事で、畑で農作物を作ってもそれを全て人間が食べるわけではなく、 「1/3は鳥にやる。もう1/3は虫にやる。残…

言葉の裏側にあるもの

「学校は間違える所だ」 かつて私が在籍していた学校の教師たちの中で流行っており、複数の恩師達に言われた言葉です。 当時はすばらしい言葉だと素直に受け取りましたが、今改めて考えてみますと、限定的にもプレッシャーをかけているようにも受け取れます…

ちょっと気になった記事を解説してみようと思います。

昨日、このような記事を発見しました。 【悲報】中国「日本の仏僧っておかしくね?」→ 内容がwwwwwwwwwwwwwwwwwww - エクサワロス | ニュースまとめサイト exawarosu.net とりあえず、説明をしてあげたいなと思ったのですが、いかんせん…

とある業者の悲鳴

先程、子供の行事等を撮影してDVDを販売する業者が悲鳴をあげているという記事を拝見しました。 大まかな内容としては、購入した一部の保護者に違法コピーしてもらうために、殆ど売れないというもの。 この記事に対する反応は、「そういう時代だから仕方ない…

耳の痛い話

headlines.yahoo.co.jp このような記事がありました。 この記事のコメント、加えて他にもこの記事を取り上げておられる、いわゆるまとめサイトにもお邪魔して数々のコメントを読ませて頂きました。 言いたい事、反論したい事も多々ありますが、全体的に非常…

今年もそろそろタイヤ交換

私の住む地域は降雪地ですので、毎年このぐらいの時期から12月頭にかけて、タイヤ交換をする風景が見られます。 公共交通などのインフラが整っていないので、車は必需品なのですが、それだけに車を所有している人の割合も多く、晴れた土日には、「カランカラ…

暗中模索を暗中模索するという事

暗中模索というのは、「暗闇の中で手さぐりで捜す事」 つまりは、見通しが立たない物事を色々と試しては探るという意味で使われている言葉です。 この記事を読まれている方の中には、社会人の方も居られるかもしれませんし、学生の方も居られるかもしれませ…

雪の静けさ

雪と聞くとどういうイメージをお持ちでしょうか? 「寒い」「雪かきが面倒」「自分の地域ではあまり降らないから寂しい」 「ロマンチック」「ウインタースポーツ」等々 それぞれに様々なイメージをお持ちの事と思います。 私の住む地域では、毎年雪が降り積…

明けましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。 昨年思い立って始めたばかりのブログ故、まだまだ記事数は少ないですが、今年も時間を見つけては書いていきたいと思いますので、気になられた方がおられましたら、しばしお付き合い頂けると幸いです。 新年ということで、…

うちのクリスマス

今年もクリスマスが過ぎていよいよ暮れも本番です。 クリスマスといえば、イエス・キリストの誕生日ということなので、仏教であるお寺には基本的に無関係です。 我が宗派は特にその色が強いですが、単純な聖人の誕生日を祝うというだけでなく、近年ではイベ…

温かなご縁のおはなし

あれから何年になるでしょうか。 年始に、ご挨拶に回っておりました。 両手には荷物がいっぱいという状況の中、突如みぞれが降り始めました。 みぞれはみるみるうちに本格的な雪となり、両手が塞がっている私は、傘(そもそも持って出ておりませんでしたが)を…

伝える事は難しい

私が得度して、数年が経った頃に先輩のお坊さんに言われた事があります。 「どんなご法話を聞いても、ご講師の言った事が全て理解できるか?」 ご聴聞させて頂いていた折、言っている事は基本的に分かっていて聞いています。しかし全てを完璧に理解できるご…

見えないものを見る力

「学問」と「勉強」の違いを考えたことがありますか? 単純に字を見てもらうだけでも、「問うて学ぶ」のが学問で 「強いられて勉める」のが勉強と解釈できます。 「勉強しなさい」という親の言葉だけに限らず より良い学校に入って、より良い就職をと考える…

紅葉

昭和の時代、人々は木を求めました。 戦火、災害などの復興から「木材」の需要がとても高かったのです。 先日、法要の席でそんな話を聞きました。 日本各地で「植樹」が行われたのはそのためだと教わりました。 何年か前の春に、自坊の近くの山へ、山菜を採…